間違いやすい病気

過敏性腸症候群は面倒な症状に悩まされる半面、命に関わるような重篤な状態に陥ることはぼぼ無いとされています。

けれども自分で判断せず、過敏性腸症候群のような症状が続く場合は、必ず医者の診察や検査を受けるようにしてください。特に腹鳴りや便秘は、大腸ガンにも多く見られる症状なので軽くみるのは禁物ですよ。

乳糖不耐性

もともと穀物を中心とした食生活を送っていた日本人は、乳製品に含まれる乳糖を分解する酵素をあまり持っていない体質の人が多くみられます。そのため消化が上手くいかず、下痢やガス過多といった消化管の不調を引き起こしてしまいます。

ただ、一緒に食べた食品やその日の体調にも影響されるようで、牛乳を温めて飲んだり、少しずつ量を増やすなど徐々に慣らせば平気になるケースもあるようです。

腸内環境を整えるためヨーグルトを積極的に取っていたのに、乳糖不耐性で余計お腹がゴロゴロ…なんてケースもあります。また、牛乳以外に生クリームやチーズ、乳化剤が原因になることもあるので、心当たりのある人は一度チェックしてみた方が良いかも。

呑気症(空気嚥下症)

字のとおり『空気を飲み込む』症状です。口から直接空気を取り込んでしまうので、ゲップが頻出したり、腸にガスが溜まりおならの原因となってしまう症状でで、特に20代~50代の女性に多く見られる傾向があります。

一度、唾液を飲むと一緒に約3mlの空気も飲んでいるとされており、飲み込んだ空気をゲップですぐに排出できる人もいれば、そのまま腸の中まで進み、膨満感やおならの原因になっている場合もあります。

また、歯をかみ締めてしまう人も要注意。通常時、奥歯は自然に離れている状態となっていますが、奥歯をかみ合わせている状態だと喉の奥が開いてしまい、無意識に空気を飲み込んでいる事があります。

ポリープ、大腸ガン

大腸ガンやポリープは、小さなうちは自覚症状が無いことが多いため、病巣がある程度大きくなってから発見るパターンも多く見られます。

「便秘や腹鳴りが気になり、検査を受けてみたら大腸ガンが見つかった」という話を耳にしたことありませんか。特に下記の症状が出ている人は要注意です。

  • 便に血が付いていた
  • 最近、便が細い
  • 体重が減ってきた

この他にも、大腸の一部に凹みができる大腸憩室症や、腹痛・下痢が慢性的に続く炎症性(クローン病・潰瘍性大腸炎)も、過敏性腸症候群と思い込みやすい病気として知られています。

婦人科系の疾患の場合も

女性の場合、婦人科系に原因が潜んでいることもあるので内科だけでなく、婦人科を一度受診してみることもおすすめします。 たとえば子宮筋腫や卵巣が腫れている場合、子宮や卵巣が肥大することで腸を圧迫され、腸の機能が(ぜん動が妨げられたり圧迫される)ことが原因となり、便秘やガス過多を引き起こすケースもあります。

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