過敏性腸症候群の症状

過敏性腸症候群の主な症状は腹痛・腹部の不快感・下痢や便秘などの便通異常ですが、便の形状や症状別に以下のタイプに分類されています。

便秘型
  • 何日も便通が無い
  • 便がウサギの糞のようにコロコロとして少量しか出ない。
下痢型
  • 食後にお腹が痛くなる(特に朝食)
  • 緊張すると腹が痛くなる※「通勤の途中で下痢」「試験前にお腹が痛くなる」という、典型的な症状で『神経性下痢』ともよばれています。
交換型
  • 便秘、下痢を交互に繰り返す
けいれん型
  • 便に粘液(白いブヨブヨした固まりなど)が混じったり、粘液が出る
  • 激しい痛み
ガス型
  • ガスが異常に出る
  • おなかがゴロゴロ鳴る(腹鳴り)
  • 膨満感、鼓腸(こちょう)※酷くなると背中が痛くなったり、お腹が苦しくて座ってられなくなる。

上記の他、食欲不振・吐き気・げっぷ過多など胃の不調が見られることも。また、不快感に振り回される不安感や集中力の低下なども挙げられます(個人的にこちらのほうが重篤かと)。

腹部全体や左下腹・右下腹などに局所的な腹痛を伴うことが多いですが、過敏性腸症候群の特徴は『出すと楽になる』こと。また、『睡眠時やリラックス時には、ほとんど症状が起こらない』ということも特徴のひとつとされています。

逆に夜間の腹痛や血便や便に血が混じっているような場合は、大腸がんやクローン病など、過敏性大腸症候群以外の病気が隠れている可能性が高いので要注意です。 ただの腹痛などと自己判断せず、一度病院を受診して医師の診断を仰ぐようにしてください。

過敏性腸症候群に悩む人は結構多いですが、症状で一番多いタイプが下痢型とされています。また、年齢層でも症状にばらつきが見られており、10代など若年層では下痢型に激しい腹痛が伴うケースが多く、10代・20代の若い女性は便秘型に悩まされている方が多いという統計も出ています。

ちなみに私(サイトの管理人)は、ガス型でほぼ一日中おなかがゴロゴロポコポコ言ってます。たまに下痢型も。症状の改善に役立ちそうな方法を試行錯誤しながら、もうすでに数十年のお付き合いとなってしまいました。トホホ。

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